伝承する技術、新しい技術。
仕事帰り道の近くだったので、竣工間近のむっくハウスに行ってみました。現場では最後の行程の電気や建具工事の真っ最中。密かに近づくと、むっくの職人さん達、もくもくと仕事をこなしてます。よく見ると、むっくの建具職人さん達の年齢層が、超ベテラン、バリバリの中堅、フレッシュな若手と、実にいいバランスです。こんな職場を見るのはなかなか楽しい。ここの設計は友人の河村デザイン室、2Fのキッチンから続くスーパーウッドデッキや部屋から眺める、横の神崎川土手の菜の花が今、丁度満開。そういえば、借景を利用するのは日本人古来からの特技でした。だから、自分の家の裏側(勝手口など)だって、他の家からは目に入るところなんだから、昔は綺麗に整頓しておいたものです。自分が見えないからって、よくある、裏に廃棄物やビンなどが転がってる家。キモチのいい暮らしというのは家が与えてくれるものでなく、その人の暮らしに対しての意識がさせるんだよなぁ、とかいうことを考えながら帰ってきました。 ベテランと若手のコンビが寝室のムクのデスクを取り付け調整作業中。 玄関錠取り付け中のクラドミさん、このドアの薫製オーク材の色はなかなかよかった。
by hararaex
| 2007-02-27 10:49
| その他の事