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「で」のブツブツ

とにかく原寸模型

先日、当事務所でむっくや品川デザイナーと「灯りと建具展」の打ち合わせをしました。遅々とはしていますが、来年1月末からの展示会の全体像が少し見えてきました。でもまだまだ。プロダクトのデザインというのは、最終的には作られるモノにあるわけですので、途中のプロセスやプレゼンテーションがいくらよくてもダメ。いかにアイデアを完成形にもっていけるかです。その為、とりあえずアイデアをカタチにしてみる。モノで検討するということが大事です。図面でのスケール感と現物のスケール感のギャップってのも、経験で埋まるものでもなく、モノを見て初めて初めて確認できます。又実際に模型でも、モノを作るプロセスのなかから、新しいアイデアがでることも多いものです。その為、私のデザイン作業では、図面が途中でもまずカタチにします。材料はなんでもイイ、紙でもベニア板でも、継ぎはぎだらけでも。作るモノが作品ではないのですから。立体アイデアスケッチみたいなものです。テキパキと短時間に形にすることが大事。灯り展の照明器具のアイデアをスチレンボードとベニア板で作っています。スタディモデルといいます(自分で検討する為のモデル)が、打ち合わせの叩き台としても分かり易いものです。
週に一度行っている学校(福岡デザイン専門学校)でも、学生にすぐに言うことは、「いいから、とりあえず、それ形にしてみろよって、ダンボールでもいいから。いくらカッコよく3Dの絵になってたって現物が悪ければ意味ないやろ」と。
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う〜む、可能性は見えてきた。来週もう一回作らなきゃ。
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FDSで。そう、頭の中のイメージをカタチにすることが大事。見えなかったものが見えてくる。
by hararaex | 2007-09-23 22:24 | その他の事