「で」のブツブツ

冊子その2

昨年の丁度今頃に「木の家をつくろう」という小冊子を作ってることを書きましたが、今年も又作っています。3月に入ってワッセワッセとやり、色校正も終わり、今週には納品される予定、ヤレヤレ間に合いました。今年は「建具のはなし」という内容で、障子を始め、いろいろな建具にまつわる話を、前回同様、お固くない内容でマンガのようなイラストも交えて構成しています。この冊子、いわば建具屋が出す啓蒙誌なんですが、単に、今の建具の仕事を紹介するだけでは意味がないなぁ、とあれこれ考えました。本来、建具の仕事って、家の開口部(ドア、窓、障子などの仕切り)などを作る仕事が主ですが、それだけでなく、家本体を作る大工さんがやる仕事以外の、木工事全てにまで範囲はあり、造りつけ家具なども製作しています。いわば、「建築」に付随した「家具」の仕事です。そして、建具屋は日本中どんな小さな街にもある、一番身近な木工所なんですが、日本の住宅の大部分がプレファブや、マンションなどの工業製品化し、その流通の中に建具、大工の等の職種も組み込まれ、その結果、昔はもっと身近だった建具屋と一般の消費者との関係も薄れて来た、という今の状況があります。建具屋の仕事も、身近の消費者の仕事よりも不特定多数の見えない消費者との仕事が増え、量と低コストをこなせない所は生き残れないというのが現状。これを踏まえて、もう少し町の木工所としてのアピールをしていこう、というのが今回の「建具の話」という冊子の内容の主旨です。食べ物の話もしかり、今や作り手の顔がみえないモノが氾濫し、様々な問題も起こしています。ホント、何をすべきか?ということで考えることは沢山あります。
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by hararaex | 2008-03-22 08:51 | その他の事