「で」のブツブツ

潔く。

たった一本だけ、と言うより、一本しか立てられないペンスタンド「サイコロ」。ひっくり返すと大きめの穴が開いていてアクセサリーなどの小物入れにもなる。だいたいペンスタンドというのは、左のように沢山のペンが差してあるのが普通。でも、いざ使う時には使い慣れたいつもの一本に手はいくはず。インクが切れると同じものを充填。ということは、使わないペンはいつまでもペンスタンドの中(ま、いつもの一本が切れた場合の替わりにはなるが)。ならば、いつもの一本用のスタンドがあってもいいはずと考えてデザインしたモノ。コピーは「いつもの一本、いつもの場所に」。
写真の材は、ケヤキの根っこの杢の部分。大きな面取りをしてオイル塗装でしっとりと仕上げた。この材料、何かつくるにはあまりに少量で虫喰い部分も多かったので、永い間むっくの工場の片隅に転がってたという材。工業(プロダクト)製品というのは材の安定供給というのが不可欠なのだが、木材というのはいわば天然資源物、まったく同じモノがあるわけじゃないので、在庫限りの限定品というのがあってもいいはず(スシ屋のネタみたいなもの)。いや、小さな工房が製作する木の小物などは、このような材から生み出すモノにこそ可能性があるような気もする。展示会の時に、このケヤキ材のは、規格品である、ウォルナット、メープル、などより、真っ先に売れてしまった。
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by hararaex | 2009-03-30 06:10 | その他の事