「で」のブツブツ

カテゴリ:家具の事( 23 )

「むっく」で照明製作

近所の設計事務所入江氏より、老舗温泉旅館の食事処棟の改装仕事での、家具の相談を受け、既製家具のセレクト、及び特注家具のデザインをしてメーカーにて製作手配。「むっく」には、ラウンジやレストランに置く和風のフロアースタンドや配膳ワゴンなどの製作を依頼した。
入江氏は元・吉村順三設計事務所員だけあってモダンな和風建築を得意とするベテラン建築家。細かな所にもいろいろと拘りがある。糸島の海を見下ろす別荘地の自宅兼事務所もハイセンスな美しい住まい。
先日とりあえず1Fの分の工事が終わり、ラウンジにブルーノ・マッソン氏デザインのチェア(天童木工)や照明スタンドを納品。むっくで制作したシンプルな木製フロアースタンドは、単に特注品というより、構造やディテール、メンテナンスの簡便さなどにプロダクトデザインとしての解答を求め、製作者のクラさんと試作検討、他にも応用が効きそうな製品として仕上がった。来年春完成の2Fのレストランにもオリジナルのチェアなどと一緒に再度このスタンドも納入される予定。

ブルーノ・マッソンのイージーチェアはこのハイタイプも出て、パブリックのラウンジチェアとしても使いやすくなった。座り心地はもう折り紙付き。
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照明スタンドのコード処理、細かなことだけどこんなことが大事。
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by hararaex | 2015-12-05 09:09 | 家具の事

ドラヤキ

先日、北海道の方から「あの‥、ドラヤキのことが気になって仕方ないんですけど‥」と電話がありました。食べ物の事ではなく「むっく」で作っているドラヤキという名のスツールの話です(笑)。雑誌「自遊人」でワタシがテーブル替わりに使っていた写真を見られたのこと。又、数日後、今度は某家具メーカーのネットショップサイトで、商品の小道具としてカメラマンが自分のドラヤキスツールを使用して撮影したページも見られ、そのサイトメーカーにも問い合わせされたということ。
丁度その頃、むっくでは博多リバレインのshop「D4U」でドラヤキを展示しており在庫がなく、生産に取りかかっていた時なので、1週間ほどで、無事「ドラヤキ」は北海道へ旅立ちました(笑)。到着後もご丁寧なお礼の電話。いや、こちらこそどうも有り難うございました。shop「D4U」でも先日、ドラヤキは福岡の方に購入戴きました。
で、よく調べてみると、商品として作っていながら、「むっく」の商品ページにはアップされてなかったのです。これはイケマセン。早く、ちゃんとアップしておかなければ。しかし、ドラヤキと言う名前はどうも覚え易いようですし、気になる名前のようです。ネーミングは大事だなぁ。

net shop「comfort style」のサイトより。
小道具として使われている「ドラヤキスツール」。
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どうです?美味しそうでしょうか?アンコは挟んでいませんが。(笑)
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by hararaex | 2013-12-06 19:18 | 家具の事

快適な晩御飯

「ハラハラ展」の時、むっくの大きなダイニングテーブルの前で長く、話し込んでる小柄な母娘さんが居られたので、近寄って行くと「‥このテーブルって買えるんですか?」と。もちろん商品を展示してるわけですから、購入は出来る訳です。話を伺うと、現在食事の時、テーブルもイスも身体に合ってなく、みんなイスに登り?座面に正座して食べてる状況だそう。このテーブルが欲しいのですが、一度家のダイニングセットの状況を見て、相談に乗って貰えないかとのこと。10日後くらいに伺いました。おばあちゃんや本人達に座ってもらい、座面のポジションを実測(ご家族皆さん小柄)。結果、新しいテーブルの脚を50mmカットして、今使ってるイスの脚も60〜30mmカットすることに。一週間後、むっくで低くしたテーブルを納品するときに、お宅でクラドミさんにイスの脚をカットしてもらいました。次の日、娘さんからメッセージ、「ハラさんのおかげで、今日も快適な晩御飯です(笑)」と。おばあちゃんも大変気に入ってる様子。こちらも喜んで使って戴いて嬉しい限り。
実は我が家もダイニングテーブルの高さは650mm。それに合わせて、イスの脚もカットしてます。食事の後も(というより酒食が長引いてるだけ)そこでゆっくりと酒を呑みつ寛ぐ暮らしをして、もう30年以上。

上が今まで使われていたテーブルとイス。下が納めたモノ。(許可を得て掲載・笑)
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展示会の時のテーブル。テーブルの大きさはw2000xd900と広い。タモ材の天板は薄くみえますが、斜めに削いでいるので実際は40mmの厚さがある無垢材。通常高さで700mmHにしています。
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これは32年前にtendoでデザインしたダイニングセット(座面と背に座布団があるイメージ・これは楽チンでした)。なんとこのテーブルの高さは63cm。当時はまだリビングダイニングという言葉もなく低いテーブルもなかった時代。都会の百貨店の家具売り場で随分売れました。ワンタッチで伸張できるテーブルのメカ部分は実用新案を取り、これは今でもこれ以上のモノはないと思ってます。(笑)
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by hararaex | 2012-07-16 17:48 | 家具の事

これからが本番?(笑)

「ハラハラ展」の椅子がカタチになっています。とりあえず、別材で2脚先行試作しながら、実材(今回はタモ材)で製作しているという、この丁寧さが「むっく」のすごさ。カタチになった試作で若干修正したいところが出て、お願いすると、すでに組み上げたにも関わらず修正してくれる。座板の成形合板下地、背のカーブも旨くいき、座り心地はなかなか。座板の張りに関しては、いろいろ検討し、クラドミさんの意見からも、ちょっと考えが変わってきました。椅子メーカーと同じことしてもダメではないか、と。今日は早速その材を手配。張り作業はとりあえずワタシがやってみます。来週は椅子張り職人です(笑)。それに今日、さらに別の図面と模型を‥(なんと強引な)。残り2週間チョイ。これからが、本番です。(笑)
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テーブル天板の接ぎ合わせも出来ています。ムク材の反りもなく、木目も綺麗だ。これを「むっく」が料理してくれます。
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by hararaex | 2012-05-14 19:08 | 家具の事

隅の灯り

立ち上がったイカ(笑)と称されてる「むっく」の、三角灯のシェードが破れたので張り替え。和紙がなかったので、急遽、障子紙で製作。乾いてからグシャグシャと揉み、表情をつけて、赤い印を押して出来上がり。この灯具は細い木のフレームに和紙の筒を被せただけの超簡単構造(笑)。脚の長さや、和紙の高さを変えるだけで、いろいろなシーンに対応できる。元々この三角灯はミドルとハイタイプのみ。この小さなサイズは、自宅用に作ったもの。部屋の隅に灯りがあるだけで、回りの空間が自分の為に生きてくるというのは照明の大きな効果。明るく照らすだけが照明の機能ではない。6月に計画している、陶芸家上原さんとの展示会でも、低い暮らしの時、イスの暮らしの時、と三角灯の高さ変えて再製作し、展示に使う予定。その為にノックダウンの部分を今回再検討してさらに完成度を高めた。
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by hararaex | 2012-02-21 10:30 | 家具の事

コルザのこと。

先日、福岡市美術館の展に出品しました、むっくで製作の「コルザ」チェア。基本形はもう8年程前に作られていたのですが、2年前の木の椅子展という公募展の時に、プロポーションを多少修正し、背を格子にしてヒノキで再製作したものです。その椅子は、その後一年間全国の美術館などを巡回展示(座れる展示会)されて戻ってきましたが、何百人もの人が座っただろうに、接合部の目切れ(隙間があくこと)も起きず、綺麗なままでした。今回はそれをあくびさんに、再塗装(ソープ・フィニッシュ)してもらって出品したものです。コルザという名前は文字通り座面にコルクを貼っているから。天然素材であるコルク(コルク樫という木の樹皮です)は、床材としても使われているように耐久性もありますし、適度な弾力もあるので、座面に使ったものです。又、通常このようなカーブを持つ座面の下地には、成形合板が使われるのですが、すべてヒノキのムク板でやろうと、小割したヒノキ材を使ってカーブを出しています。実はそれで又、ほんの少し弾力が生まれています。これはむっくからの提案のアイデア。座ってみられた人は、思った以上に座り心地がいいことに驚かれます。背板の格子とフレームの面一(ツライチ・目違いがないこと)などの仕上げも、建具屋でしかやれないだろうし、またやらない技術です。むっくでなければ、作れなかった椅子、それがこの「コルザ」チェアです。
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あ、この椅子、商品ですので、注文はむっくまで。(笑)(受注生産品¥48,000/1脚)
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by hararaex | 2011-08-12 09:11 | 家具の事

読みが浅かった‥

自宅のダイニングテーブルの天板がだいぶ汚れてきたので、ペーパー掛けして再塗装するか、と作業を開始。ところがこのヒバ材のテーブル、でっかい。おまけに細かなキズなどがついていて、これを手でやるのは無理とアキラメ、電動サンダーを購入に走る。ま、大変ではあったが、順調に終了。で、「ナチュラルM」という、むっくのオリジナル自然塗料を塗り始めた。ありゃ、瓶の中に塗料がすこししかない。でもま、薄く1回は塗れるかと作業を始めたら、途中で塗料がなくなった。トホホ‥。今日、再度、むっくに塗料を貰いにいかなければ。読みが浅かったわけデス。
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ペーパー掛け。80番、240番、400番、と掛けていくわけです。
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半分塗装、半分木地のテーブル天板。
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by hararaex | 2009-12-16 06:44 | 家具の事

むっくの木のテーブル

久しぶりにむっくと不定期な定期会議をして、いくつかの懸念の課題の推進の確認(なんだか役所みたいだな)をしました。それとは別に幾つかの予定されてる展示会の話。非常に面白そうな1000万ハウスプロジェクト。ひところの原爆的忙しさが峠を超えたので、グッと進めていきたいとおもいます。とりあえずは「むっくの木のテーブル」のカタログ作り。むっくの仕事の一つに、オリジナル家具の製作と販売があります。その中でも、一番要求されるダイニングの為のテーブルにスポットをあて、一目で欲しいテーブルがわかるようなカタログを作ろう、と。いままで、たくさんの納入実績や開発商品があり、それを系統だてて整理すれば立派なカタログになります。むっくで作るテーブルだから、もちろん、無垢材を使ってオイル塗装をほどこした、永〜くつかえる木のテーブル。ムク材の木のテーブルのいい所は。たとえば、タンブラーでお酒を飲む。一口飲んで、テーブルの上にグラスを置く。その時、コッと吸い込むような音。これが、合板を貼りあわせて作ってものや、ガラス、プラスチックなどだと、音が共鳴して甲高い音なる。これだけでも気分はゆったりとなるものです。その他、いいところをあげればキリがない。ま、今夜もコッとグラスを置きながら、一杯やろうかな。
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by hararaex | 2009-09-17 15:25 | 家具の事

家具も得意な「むっく」

むっくはもともと建具職人の工房で、その建具の仕事は家の障子やドアだけでなく、作り付けの家具なども含まれます。ただし、置き家具である椅子は、それ専用の仕口や技術なども必要であり(昔の小学校のイスなどのやや無骨なものはやや簡単なのですが)、建具屋さんではあまり製作はされません。しかしむっくは家具が好きな職人さん(あくびさんなど)も多く、今では得意分野の一つです。
福岡市内のインテリアショップ「SUOP」(スオプ)さんに、むっくの小物(さがモノ)やオリジナルの家具を置いて戴いています。なかなか訪れる時間と元気がなかったのですが(街の中に出るのはおっくうですので)オーナーの永井さんへの挨拶も兼ね、この間、エイッと行ってきました(そんなに、覚悟がいるのか?)。で、この写真の家具、北欧のものではありません。レッキとした、SUOPオリジナルのイス、テーブルで、むっくで製作して納めているものです(某レストランにも納まりました)。デザインは、今一緒にいろいろプロジェクトを組んでいる若い家具デザイナーの品川くん(しかし、相変わらずの表紙だけのHP)。壁に付いているパタパタも彼のデザイン。内装や、什器の棚なども、オーナーと品川くん達の共同作業で出来たもの。ショップには、家具だけでなく、小物(チョイボンもなかなか売れているようです)、アクセサリー、食器など、永井さんの見立てのものがたくさんあります。福岡のケヤキ通りの西端、護国神社前の、老舗の珈琲店「ひいらぎ」の並び。回りの環境から、敷居が高そうですが決してそんな事はなく、低い低い地面スレスレの敷居、楽しいショップです。むっく製作の家具、なかなかいいですよ。内装も、金をかけなくても(失礼・笑)気持ちのいい空間ができるのだという好例です。

ショップの中から、向かいの一面の森が護国神社です。
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なんだかお洒落なブティック風。向うに珈琲店「ひいらぎ」です。
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by hararaex | 2009-07-31 09:31 | 家具の事

長旅を終えて

「暮らしの中の木の椅子展」(朝日新聞主催)で、全国で巡回展示(名古屋→東京→札幌→長野→作久)されていました「コルザチェアー」が戻ってきました。始まったのが、一年以上も前のことですので、もうすっかり忘れていましたが(笑)。展示品に座ることの出来る展でしたので、いったい何人の人がこの椅子に座ったのか?数百人、いや一年ですので数千人でしょう。さながら、強度試験の臨床テストをしたようなものですから、さっそくあちこちの点検(製作者のむっくはさらに気になっていたかも)。一番力が加わるところの後ろ脚と貫のホゾのところ、全く目切れ(隙が空いたりすること)もなく問題なしです。ほかの所も強度上の問題はなさそうでした。ただ、たぶん材の収縮によると思われる、わずかな隙が出てるところもありました。塗装はソープフィニッシュ(石鹸塗装)という塗膜のない塗装ですので、多少の汚れ、日焼けはあるようですが、むしろこれは木味が出ていい感じです。ま、このテストができただけでも応募してよかったでしょう。
以前のブログでなんで金賞じゃないのだ、ちゃんと見てくれたのだろうか、と冗談でイチャモンをつけていましたが、一緒に送られてきた図録を改めてよく読んでみたら、審査員の宮本さんの「原氏のヒノキの小椅子は、針葉樹の強度的、デザイン的な見地からも賞賛できた」とのコメントが載ってました。いやいや失礼しました、宮本さんよく見て戴きまして有り難うございました。
この「コルザチェアー」結構人気があり、クラドミさんからの話では、チョコチョコと注文を戴き、もうだいぶ製作されたとのこと。
今年も久しぶりに、むっくで新しいイスのデザインに挑戦してみようかな。その時は、あくびさん、試作をよろしくね。
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by hararaex | 2009-05-26 06:03 | 家具の事