「で」のブツブツ

<   2008年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

順子の灯具

今回の「灯り展」で一点だけ、デザイナーがデザインしたものでないのがあります。プロダクトデザイナーである原と品川は、いつも何かしら新しい方向性やアイデアがないものかと、ある面でのこだわりがありました。だからこの、むっくの若き女性職人の野見山さんのデザイン兼製作の灯具だけは、何か違った雰囲気を醸し出していたかもしれません。早い話し、ホッとするわけです。もちろん、フレックスという名の通り、動く機構にはアイデアがありますが、しかし機構重視というより木の味わいをなんとか生かしたいという、彼女のこだわりがカタチになって現れれているからでしょう。シェードの部分も、手の味を残す和紙を紐で結んで取り付ける、というようにクラフト的な暖かさを持っています。高山で木工を勉強して、2年前に木を使ってモノづくりをしたいと、むっくに飛び込んで?きた彼女、建具職人というには少し違いますが、今では、家づくりから特注の家具製作、等いろいろな木にまつわる仕事をこなしています。そんな木工職人の彼女に、何か灯具を一つでも考えて作ってヨ、と頼んだのは正解だったようです。これからも一つづつ、彼女の頭の中のイメージのモノがカタチになるよう、応援していきたいものです。本名は順子らしいですが、「アクビ」だの「ため息」だの、いろいろな芸名?も持っている彼女です。
d0008234_14364554.jpg
椅子は以前に私がデザインしたライザインチェアーに、この灯りのイメージに合わせて小さなテーブルをつけたものです。
d0008234_14375536.jpg
あくびをしようとしているところではありません。
[PR]
by hararaex | 2008-02-17 14:49 | その他の事

細いアプローチから

しかし、風邪が完治しないなぁ、悪くはなっていないのだが、途中で症状がお腹にきたりとか(初めて点滴というものもした)あの手この手で風邪の菌は根強く頑張っている。これも、歳と共に体内での抵抗力がなくなってるという証なのだろう。昨日、3週間ぶりにプールに行ったら、もう300mほどで青息吐息。ゼーゼーと半分溺れつつ泳いだ感じ。
さて、そろそろ、延ばしてもらっている「灯り展」の反省会もしなくては。今回の展示会、場所は賑わう市内の中心部だし、ギャラリーの広さ、天井高、なども申し分なかったのだが、なんせ細い階段を上がっての4F。主催者達もゼーゼーと息をきらして上がらなければなかったので、お見えになった皆様にはホント、ご足労をおかけしました。というわけで、展示会場へは狭い階段からのアプローチ。最初に目につくのは高い天井、それから向かいの壁、コーナーという具合に、ディスプレイにおいてもその視線の動きをシュミレーション。テーブルの足元は出来るだけ消して向う側が見えるように、向かいの壁にはアイキャッチの光り棚、コーナーには、くどくならない程度に浮かび上がった障子パネル(これで建具職人の仕事の一端を紹介)、ここの光のみ、他の器具と色を変えて白色蛍光灯の照明。ペンダントは極力電線の存在をなくし、浮かび上がったように。家具は底面もみえるのでそこを意識しておく、等、など.事前に考えることはいろいろありました。そしてその意図を意識させないように仕掛けるのが、今回のディスプレイのデザイン。空間を印象づけることは大事ですが、アッと驚かすことではありません。目的は、対象物を自然にみてもらうことでしたから。
d0008234_14275961.jpg
階段を登りきると、ようやく展示会場。
[PR]
by hararaex | 2008-02-12 14:34

「灯り展」も、あと二日。

1/29日から始まった「灯り展」も残すところ後二日間。連日、予想を上回る多くの方に見に来て戴いています。各新聞紙上でも案内して戴きましたので、来られる方は、一般の方も含めて、建築インテリア関係、デザイン学生など、様々です。通常、建具屋さんが自分達で行ってる展示会などの催しでは、自分の身近の知り合い、同業者などがほとんどで、身内の展示会の域を出ないのですが、あえて地元の佐賀でなく、一番人が集まり易い福岡市内の中心で行ったのは正解だったようです。交代で会場に出てもらってる、いつもは工房に閉じ篭ってる職人さん達も、心なしかイキイキと感じられます。会場設営は壁を作ったりと結構大掛かりだったのですが、そこは木工、和紙貼りになれた建具職人集団、テキパキと進みました。ただ、一つ誤算だったのは、会場中央に置く5mのテーブルが階段を回らなかったこと。一時はもう、半分に切ってしまおうかと思った程。ハテと半ばあきらめかけてたとき、階段踊り場を通さず、テーブルを縦に通すわずかな空間を発見。みんなでワッセワッセと引き上げて無事4Fまで上げることができました。ヤレヤレ。なんせ、会場中央で核になるこれがあるとないとでは大違いですから。「灯り展」、フロアーから壁、天井、と結構バラエティにとんだアイテムが揃い、間に置いたオリジナルの家具もそれを引き立てています。なかなか好評で、「なんだか、ホッとする空間です」という感想が多く寄せられ、こちらもホッとしています。展示会の様子は終了後、むっくのHPでも紹介したいと思っています。又、展示会は、これが目的ではありません。これはとっかかりで、この後のフォローが大事、建具の職人の世界をさらに広めていかなくっちゃ。
d0008234_1047079.jpg
使用前の殺風景な会場。設営が始まったところ。
d0008234_1048529.jpg
この5mのテーブルには苦労した。杉の一枚板。
d0008234_10492927.jpg
会場のヒトコマ。
[PR]
by hararaex | 2008-02-02 10:52 | その他の事