「で」のブツブツ

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コルザのこと。

先日、福岡市美術館の展に出品しました、むっくで製作の「コルザ」チェア。基本形はもう8年程前に作られていたのですが、2年前の木の椅子展という公募展の時に、プロポーションを多少修正し、背を格子にしてヒノキで再製作したものです。その椅子は、その後一年間全国の美術館などを巡回展示(座れる展示会)されて戻ってきましたが、何百人もの人が座っただろうに、接合部の目切れ(隙間があくこと)も起きず、綺麗なままでした。今回はそれをあくびさんに、再塗装(ソープ・フィニッシュ)してもらって出品したものです。コルザという名前は文字通り座面にコルクを貼っているから。天然素材であるコルク(コルク樫という木の樹皮です)は、床材としても使われているように耐久性もありますし、適度な弾力もあるので、座面に使ったものです。又、通常このようなカーブを持つ座面の下地には、成形合板が使われるのですが、すべてヒノキのムク板でやろうと、小割したヒノキ材を使ってカーブを出しています。実はそれで又、ほんの少し弾力が生まれています。これはむっくからの提案のアイデア。座ってみられた人は、思った以上に座り心地がいいことに驚かれます。背板の格子とフレームの面一(ツライチ・目違いがないこと)などの仕上げも、建具屋でしかやれないだろうし、またやらない技術です。むっくでなければ、作れなかった椅子、それがこの「コルザ」チェアです。
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あ、この椅子、商品ですので、注文はむっくまで。(笑)(受注生産品¥48,000/1脚)
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by hararaex | 2011-08-12 09:11 | 家具の事