「むっく」の木のお盆
先日5年ぶりに、以前、テーブルや備品のデザインを手掛けたレストランに行ってみた。ここは、お米屋さんがやっていてご飯はもちろんの事、特に大きなエビフライが美味しい。ここで使う木のお盆(トレイ)は、「むっく」で7年前にも別の店用に約70枚程作っており、それが評判良かったのでここでも追加注文されたモノ。巾が320mmのタモの一枚板が必要な為、100枚の注文に50枚ほどしか作れなかった記憶がある。ムク材で作る薄くて幅広のトレイは必ず反ると言っても過言ではないので、まずトレイが出てきた時、4隅を押してその反りを確かめた(笑)。結果、全く反りなし。5〜7年も使うと、最初のオイル塗装はすでになくなっており無塗装に近い状態だし、経年変化の焼けなどもあるが、かえって古さも味わいものになっている。限られたスペースで使用する為、4隅を落としたカタチ、重ねた時の納まりと、出来るだけ狂いがないように表裏同じ程度掘り込んだ断面形状など、エビフライを食べながら、7年前の事を思いだした。
トレイの材はタモ材。ムク材のテーブルの天板はレッドオーク材。
こちらは7年前に手掛けたお店のテーブルとトレイ。
トレイの材はタモ材。ムク材のテーブルの天板はレッドオーク材。
こちらは7年前に手掛けたお店のテーブルとトレイ。
by hararaex
| 2012-03-01 10:34
| その他の事